そこはデンマークの首都コペンハーゲン。
クラウンプリンセス通りと呼ばれる美しい街並みに、溶け込むようにたたずむ一軒のお店。北欧最古の紅茶専門店として約170年の歴史を刻み、その薫り高いテイストは王室のロイヤルファミリー御用達のブランドとして愛飲されてきました。
デンマークの人々にとって欠かせない味わいとして愛され続ける「A.C.パークス」。
その紅茶は、人々に豊かな時間とこの上ない喜びを与えてくれます。

18世紀、コペンハーゲンにある貿易港クリスチャンハウンは、インドやスリランカ、中国などとの交易船で賑わっていました。地の利を活かし、多くの業者がこの港を拠点とした商売を始め、この中に、A.C.パークスの創始者となるJENS BAY PERCH、そして友人のNIELS BROOCKがいました。
彼らは、大英帝国が東インド会社を世界に向けて解禁した1834年の翌年に、A.C.パークスを創設しました。そして、商船のクルーから仕入れ販売したA.C.パークスのお茶は、その品質、その薫り高い味わいが上流階級の人々から愛され、瞬く間に高貴な飲み物として広がりました。
20世紀初頭には、より多くの人々に飲まれるようになり、家庭で、街のカフェで、国際空港で、デンマーク中のあらゆる場所で親しまれる紅茶になったのです。
おばあちゃんの、そのまたおばあちゃんが愛した飲み物を楽しめる。そんな歴史の味わいもA.C.パークスの魅力です。

大切なのは、顧客一人ひとりとの親密な関係。
利益よりも名誉よりも、お客様とのつながりを優先するA.C.パークスは、1835年に構えた店舗を移すこともなく、支店を増やすこともなく、代々一貫して家庭経営に徹してきました。しかし2003年、ひとつの出会いが、その歴史に変化をもたらしました。本国のオーナー家を訪れたのは、デンマーク人の祖母を持ち、メディアを始め食育エキスパート・紅茶ソムリエとして活躍する岡田美里。
“北欧で最も伝統のある紅茶、その深い味わいを日本でも広めたい”
彼女の強い想いと、独自のお茶文化を持つ日本の美意識を認めたオーナー家の重いがひとつになったのです。
そうして170年以上の歴史上で初となるA.C.パークスの支店が日本に誕生。デンマークの伝統が息づく味わいをより身近に楽しめるようになったのです。